世界かんがい施設遺産
西光寺野疏水路
西光寺野疏水路
西光寺野疏水路が他の疏水と異なる大きな特徴の一つとして、非灌漑期に上流の岡部川から取
水した水を貯めておくために導水路の開削と併せ、多くのため池が整備されたことが挙げられる。
導水路の完成とともに、ため池は不要となるのが通例であるが、西光寺野台地では非灌漑期に河川
から取水した水をため池に貯めておき、灌漑期間に利用する方式を採っており、疏水とため池を一
体的に機能させて水利用を図ってきたと言える。
西光寺野疏水路
世界かんがい施設遺産・西光寺野疏水路について

灌漑(かんがい)施設とは?
灌漑施設は、水源から水を確保し、
必要な農地に分配するための設備です。

疏水路(そすいろ)とは?
疏水とは、潅漑や舟運のために、
水路を設け、通水させることをいいます。

西光寺野とは?
西光寺野地区は、神崎郡南東部(福崎町)及び
姫路市北部に位置し南北約9kmの台地です。
西光寺野土地改良区

水路橋
水路を空中に渡す構造物です。

隧道
山や丘の下を通す水路のトンネルです。

サイフォン
水の圧力を利用して低地を越える仕組みです。